
日本のオンラインゲーム市場
ゲーミングPCを購入する理由はたくさんありますが、その中でも特に多いのが「オンラインゲームを快適に楽しむため」という理由です。日本では長らく任天堂やソニーなどを中心としたコンシューマーゲームが主流でしたが、インターネットを利用して日本や海外のユーザーと一緒にプレイすることが出来るようになったことで、オンラインゲームがにわかに人気を博しました。
そんなオンラインゲーム市場を牽引したのが、日本のオンラインゲーム会社です。日本のオンラインゲーム会社の場合、多くが今までコンシューマーゲームを中心に開発を行ってきたメーカーであり、オンラインゲームのラインナップもコンシューマーゲームをリメイクしたり、オンライン向けにカスタマイズしたりする傾向が強いです。今回はそんな海外のオンラインゲームメーカーとは少し違った事情を持つ日本のオンラインゲーム会社について紹介していきます。
スクウェア・エニックス
代表作は「ファイナルファンタジー」「ドラゴンクエスト」シリーズ
コンシューマーゲームで高い知名度を得たゲームをオンライン向けにカスタマイズしたゲームが多く、ファイナルファンタジーXIVなどが良い例ですね。作品の傾向としては、コンシューマーゲーム開発で培った技術を惜しみなく投入した美しいグラフィックのキャラクターや舞台が売りのゲームが多いです。超高画質に対応したゲームも多く、ゲーミングPCの性能を遺憾なく発揮できるオンラインゲームがそろっています。
また、コンシューマーゲームメーカーの中でもオンライゲームのタイトル数が非常に多く、日本のオンラインゲームを牽引しているメーカーの一つであると言えるでしょう。
CAPCOM
代表作は「モンスターハンターフロンティア」「バイオハザード」「機動戦士ガンダムvsシリーズ」
カプコンもスクウェア・エニックスと同様にコンシューマーゲームで成功した実績がありますが、カプコンの場合はアーケードにも強く、コンシューマーゲームだけではなくアーケード関連の有名タイトルにオンライン要素を取り入れたオンラインゲームも多いのが特徴です。
アーケードゲームのオンライン化では対戦格闘を主軸にしたゲームが多い傾向があり、PCのオンラインゲームである「イクシオンサーガ」もチーム大戦が売りになっています。その一方で、「モンスターハンター」のように協力して巨大な敵を倒すというスタイルが特徴のゲームもあり、幅広いゲーム層をカバーしているオンラインゲーム会社と言えそうですね。
ガンホー・オンライン・エンターテイメント
代表作は「ラグナロクオンライン」
ガンホー・オンライン・エンターテイメントは情報産業の巨頭であるソフトバンクが運営するオンラインゲーム会社で、他のオンライゲーム会社とは違って純粋にオンラインゲームの開発を中心に事業を拡大してきたゲーム会社です。
代表作であるラグナロクオンラインの開発自体は韓国のゲーム会社が行ったものですが、日本でガンホーより提供を開始したのが2002年であり、日本のオンラインゲームの歴史から見ると非常に古い部類に入ります。今でもアップデートが続けられており、実に十数年の歴史があるゲームです。
また、オンラインゲームを中心に発展してきた企業というだけあって、コンシューマーゲームの延長線上という位置づけではなく、イベントや協力クエストなどを活用しコミュニケーションを取ることを前提にしたシステムを持つゲームが多いことも特徴と言えるでしょう。スマホアプリであるパズドラもガンホーから提供されており、時代を先取りすることに長けたゲーム会社です。